備前焼の不思議
(玉漿備前編)


玉漿とは、中国の古い天文思想により引用した言葉で、不老長寿の
水を作る玉(Viral Ceramics Ball)と、元岡山セラミックセンター所長・現岡山理科大学の
光藤祐之教授に命名して頂きました。


備前焼の謎

 備前焼のかめや壷が、「水や酒を美味しくし」「水・穀物・茶等を長期完全保存し」「生けた花や鉢の金魚が活性し長生きする」等のバイタル機能は、備前千年の歴史の中で先人達の努力で、正しく伝承されて参りました。岩石や砂礫層から湧き出た「岩清水」や「深い井戸の水」等の「天然水」が美味しくて健康に良い等の効果。温泉水の湯治効果が、上記の民間伝承の効果に大変よく似ていることは、興味深いことです。この伝承と謎は、小学校5年社会科及び高校2年科学の教科書「啓林」にも取り上げられています。

 備前焼には、大変高い数値の(ニューセラミックスに近い)遠赤外線が認められ((財)岡山セラミックスセンター発表)又、同時に遠赤外線とは異なった未確認の謎の光線があると発表されています。この光線(RAY)を未確認飛行物体(UFO)にちなみ、U-RAY(Unidentified-RAY)と名付けられ、物理学会の大きな話題となり、熱い視線を受けています。

 玉漿備前が作る場・波動・不均一静磁場・交流磁場・交流電場が「水の性質」を変えることを物理学的に確かめつつありますが、これ等の場の作用を受けると、水は血管中を流れやすくなる作用があることが、確認されています。そして、備前焼の表面jは炭素であると表明されています。

備前焼の実用性と伝承

 「せっ器のかめに沸かした湯を一晩汲み置きすると毒気が消える」
中国の水質の悪い地方で、二千年以上昔からの伝承があり、かめの肌の色は決して美しいとはいえませんが、現在も実用している地域があります。
 平安の中頃(約千年前)備前の国、香登(かがと)(備前市香登)の霊山である熊山で一大勢力を持つ霊山寺に庇護を求めた陶器師達に作らせた焼物がせっ器の技法のもとで、これが備前焼の始まりであります。同じ頃より備前を初めとして丹波、信楽、瀬戸、越前、常滑地方でせっ器が造られるようになりました。これらを「日本六古窯」といいます。鎌倉〜室町時代に効率の良い「釉薬」を使った「陶器」そして「磁器」の技法が伝わり、備前を除く五地方の窯は陶器、磁器の世界に次第に移り、備前のみが今日までひたすらにせっ器を造り続けています。
 「せっ器」とは(やきもの専用用語で辞書には載っていませんが、英語ではStonewereと訳されています)高温に耐える陶土を選び、釉薬を使わないで、高温で長時間焼き締めたものをいいます。特筆すべき事は、窯の中の酸素を少なくして焼く「還元焼成」という高度の技術が使われております。また、焼物の肌の色は、地味な茶色で決して美しいとはいえませんが、陶質には立派な実用性の高い機能が誕生しています。  この実用性が俗諺となって次のように伝承されています。
 「備前焼水がめ・・・水がくさらぬ」
 「備前焼葉茶壷・・・茶がしめらぬ」
 「備前焼すり鉢・・・投げても割れぬ」
 「備前焼徳利・・・・酒がうまい」
など実用の中から素直に表現されています。
 備前焼のかめや壷は、水や穀物、茶の保存の為、すり鉢は火薬製造の為に多くの城に用いられました。丹後の国(兵庫県)三木城は、秀吉による兵糧攻めに二年半も耐えることができました。食料庫には、丹波焼ではなく備前焼のかめや壷が用いられておりました。また、根来寺(和歌山県)は鉄砲造りで有名でしたが、火薬造りには近くの信楽焼のすり鉢ではなく、海を越えた備前焼のすり鉢が重宝されました。
 そして現在、数百年来伝承されているものでは
、  華道では「備前花器に活けた花は美しく映え、花が長く生きる」と
 茶道では「茶会には水哉がめに、一晩汲み置きした水を用いること」を作法として今日まで伝えられています。特に中国の水がめと茶道の水哉がめの共通点には注目させられます。
 備前焼の実用性は、室町、桃山、江戸時代には高く評価されていましたが、現代では、内面の大切な実用性が忘れつつあるのではないかと反省させられます。
 千年に亘り先人達が得た数多くの体験から生まれた知恵の伝承が、私達に「備前焼は、心を和ます「侘び・寂」と美の芸術性に加えて、内面には、私達の生活を励ます優れた機能を秘めている」と語りかけ、教えてくれています。私達はこの伝承を大いなる伝承と受けとめ、先人に心から感謝し、加えて窯元として、実用の機能性、そして格調と趣の深さを兼ね備え、作品を手にする人に、心の友として信頼できる「備前焼創り」を目標として取り組んでおります。


玉漿備前の実験例

食物に応用

 水がおいしくなる?(水瓶、ガラスコップ、ピッチャー等に一晩汲み置きする)水1リットルに2個

 しょうゆ、酢、ウィスキー、ぶどう酒等がおいしくなる?1リットルに2〜3個

 お茶、紅茶、コーヒーがおいしくなる?電気ポットに使用。水1リットルに2〜3個

 黒豆、小豆等が柔らかく炊ける?2〜3個

 野菜スープが美味しく炊ける?2〜3個

 ご飯が美味しく炊ける?米3合に2〜3個

生活活性に応用

 お風呂に使用。温泉のごとくよく温まる?10〜20個

 枕に使用。目覚めがよく、頭がすっきりする?10〜20個

植物活性等に応用

 花が長生きする?ガラス、陶器の花瓶に玉漿備前を2〜3個入れる。

等々、現在いろいろな実験を行っております。

玉漿備前(BIZEN VITAL CERAMICS)について  この古い備前焼の機能の伝承がはたして現代の文明社会に適合し、私達の実生活にどのように用いられるだろうか?もし可能ならば、実生活と環境に有益な新しい備前焼を創りだすことができるかもしれません。
 試みとして、せっ器の技法で約30グラムの備前焼の「玉」を焼きました。この「玉」をおいしくて健康に良い液体(水)玉漿(玉水)をつくるという意味を込めて「玉漿備前」と岡山理科大学応用物理学科 光堂裕之教授に命名して頂きました。

         備前焼窯元 五郎辺衛窯代表 武用光一


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品名  玉漿備前
3個入り 1.200円(消費税別)
サイズ W 3Cm
炎工房

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(有)備前 メディアネット (衆楽館)
岡山県備前市伊部597
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